現在、日常生活を通じて多くの人がさまざまなストレスを感じています。仕事でのプレッシャー、人間関係、経済的な問題、将来への不安などの精神的ストレスや、過労や病気といった生理的ストレスなど多岐にわたります。最近ではパソコン作業を通じたテクノストレスなどもあり、眼精疲労や頭痛、食欲不振などにつながるようです。過剰なストレス状態が続くと免疫機能の低下、高血糖、自律神経失調症などの不調が現れるといわれています。
やりがいのある仕事や趣味で発生する適度なストレスはいい刺激にもなりますが、「病気にならない人の 食べるクスリの本」では、悪いストレスへの予防策が多く紹介されています。テオブロミンというポリフェノールが含まれているチョコレートやウーロン茶は神経の興奮を抑えてくれるそうです。紅茶の香り成分(テアニン)にも鎮静効果があるといわれていますので、チョコレートと紅茶でちょっと休憩などというのは、良い組み合わせかもしれません。
*参考文献 病気にならない人の 食べるクスリの本 板倉 弘重 監修 検見﨑 聡美料理